れいわ新選組ってどんな政党? 山本太郎さんに聞いてみた
- 笑下村塾
- 6月30日
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更新日:7月1日

れいわ新選組はどのような理念で活動している政党なのでしょうか。山本太郎さんにインタビューしました。(取材日:2021年12月27日)
ーー れいわ新選組は、何を理念にした党なんですか?
生きているだけで価値がある社会を作りたいという、非常にシンプルな理念ですね。今の社会って生きているだけでは許されないような空気があるじゃないですか。何かの役に立っていなきゃいけないとか、何かに貢献していなきゃいけない、生み出していなきゃいけないという、生産性で物事が測られるような社会で、こんな地獄のような世の中をやめたい。
生きているだけでいいじゃないかと。生きているだけで価値がある社会を大きなビジョンとしていこうということですね。
ーー れいわの支持層はどんな人ですか?
幅広いですね。生活が厳しい人たちが応援しているんじゃないかというイメージがあると思うんですけど、そうではなくて、富裕層の方もいらっしゃいますし、今の社会に対してすごく不安がある、このままじゃまずいだろうという思いを持った、かなり幅広い層の方々からご支援いただいています。年代で言うと、いちばん厚い層はたぶんロスジェネ世代かなと思いますね。
何十年も続いてきた既存の政党では政治が変えられなかった。より悪くなったという部分を考えるならば、やはり新しい勢力で何かしらやらかしてくれるんじゃないかという期待感が支持に繋がっているのではないかな。

ーー そうした支持者の期待を、どうやって実現していきますか? これまでの政党と違うところは?
捨て身なところじゃないですか。普通、議員は議員であり続けることが目的ですから。私にとっては議員であり続けることは目的ではないということですね。目的はこの社会を変革していくことです。そういった意味で、これまでの政治家とは大きく違うと思います。
中に入ると、どうしても保身に走っちゃうんですよ。例えば、たった一人で牛歩戦術をやるなんて、普通は馬鹿らしくてやっていられません。そんな余計なことをするよりも、みんなと歩調を合わせていったほうが居心地がいいですから。余計なことを言ったりやったりしてハレーションを起こすよりも、みんなと足並みを揃えながらぬるく行くほうが楽だし、いい空気の中で仕事ができるでしょう。でもそんなのは関係なく、言うべきことは言う。たった一人であっても「これはやばいよ」と警鐘を鳴らし続けることって、なかなか気合いがいりますよ。だけど、そういう気持ちを持った人が一人でも多く増えていくと、状況は変わってくるのかなと思います。

ーー その変化の当事者となる子どもたちや若者世代についてはどう考えていますか?
政治や世の中を変えることは決して無理なことじゃなく、この国のオーナーである皆さん次第。その中でも若い人たちは、すごく大きな力を持っていますよ。若い人たちが力を合わせて、泥舟を一刻も早く岸につけるという状況を作り出していかなきゃいけない。
はっきり言えば、主権者教育を受けていない大人たちが、この世の中をここまで壊した。そういった教育に予算を付けられる状況にするためにも、積極財政を押すしかないと思っています。そして、社会の安定や個人の生活の安定とセットになったときに、そういう教育の威力はもっと大きくなると思うんですよね。だから積極財政。年間4兆円払うだけで教育、大学院まで無料にできるし、数百万人が苦しんでいる奨学金もチャラにできる。一番価値のあるお金の出し方をしようと、れいわ新選組は提案しています。
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