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日本保守党ってどんな政党? 河村たかしさんに聞いてみた

  • 執筆者の写真: 笑下村塾
    笑下村塾
  • 7月1日
  • 読了時間: 4分

日本保守党はどのような理念で活動している政党なのでしょうか。河村たかしさんにインタビューしました。(取材日:2025年6月18日)


ーー そもそも日本保守党が一番大事にしている理念は何ですか?


「日本を豊かに強く」です。要するに、先の大戦で日本はむちゃくちゃになったわけです。原爆も二つ落とされて、国がどうあるべきかなんてのは、一旦完全に破壊されたと見てもいい。そこからどう立て直すかで、まず自由主義社会を守ろうというのが自民党だった。それに対して、資本主義は労働者を搾取するからだめだというのが共産主義陣営で、厳しい戦いがあったわけです。


そんな中、戦後の日本では、軍隊にノーと言えるような立派な議会を作ろうとして、国会議員の給料が非常に多く設定された。僕の考えでは、これは間違いで、そんなことやると、議員は「家業」になっちゃう。ファミリービジネスに。


はっきり言って、今の自民党は家業になっちゃったわけですね。たくさん給料をもらって家業になってしまったら、国のために働く人もいないわけじゃないけど、どうしても家族のため、長く続けようという方向になってしまうでしょう? そこが今の自民党の最大の問題点です。


僕ら保守党としては、まずそこを変えないといけない。議員の給料を市民並みにして、ロサンゼルスの市会議員みたいに3期12年で終わりにするなど、権力を家業化させない仕組みを作る。そうなって初めて、議員は自分の信念で、日本の国を大事にしようとか、そういう行動ができるようになるんですよ。

ーー 保守の考え方について、もう少し教えてください。


ドラマ『大草原の小さな家』のように、家族みたいに集まって、誰かが管理するんじゃなくて、みんなで社会を作っていく。「自由」ですね、基本的なコンセプトは。自由にやらせるってことは、つまり減税になるわけです。国が管理して税金をたくさん取るんじゃなくて、みんなで社会を作っていこう、そして日本の国を大事にしていこうと。これが保守の中心概念ですかね。


ーー 他の保守系政党とは何が違うのですか?


自民党は昔は保守と言っていたけど、冒頭で言ったように給料をたくさんもらえる「家業」になってしまった。だから、もう自民党か共産党かもわからない状態になっています。


参政党とは、言っていることは非常によく似ていますね。ただ、政治には成り立ちや、権力闘争がありますからね、残念だけど。そこは、悩みの深いところです。

ーー 若者政策で今後力を入れたいことは何ですか?


高校入試は、廃止しないといけません。そして、中学生や高校生には好きなことをやらせる。好きなことがわからない子には、それを見つける手伝いを大人がしていく。


名古屋では今、月に一人のペースで中高生が自ら命を絶っている。悲しいですよ。みんな希望を失って、絶望しちゃう。これは本当に大きな問題です。


もう一つは、将棋の藤井君みたいな、得意技を持った天才。日本は受験勉強ばっかりやっているから、最近こういう子がいないのでは? 学校で成績の順位つけて、あんたは1番、あんたは最下位とか、そんなことやめろと。全体でどうこうじゃなくて、本当に好きなことを自分で見出して、その一点で突き抜ければいいわけですよ。アメリカでは内申点もないから、子どもたちは元気で、言いたいことを言う。そういう国にしないと日本も弱くなる。


何が世界の歴史を発展させてきたか。それは「より良いものをより安くする力」、イノベーションですよ。昔の「士農工商」みたいに「商」を下に置いていてはいけない、「商」を栄えさせなければ。若者によく言うんですよ、アメリカじゃ大学で一番優秀なやつはラーメン屋の親父になると。自分で経営者になって税金を払う納税者になるのが一番大事だと、向こうではそういう考え方なんですね。みんな家庭や成績がどうであれ、何か取り柄はある。それを見つける手伝いをするのが大人の仕事だと、そう思っています。



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