

私は、昔いじめられていました。
学校に行きたくない。居場所がない。生きるのが辛い。
人見知りで、人に裏切られるのが怖くて、いつもぼっちでした。
口を開けば、生意気だと言われました。
でも、人と違うことを個性として受け入れてくれるお笑いや
自分の意見を真実を元に伝えられるジャーナリズムに出会い、私は変わりました。
自分のありのままを受け入れてくれる人が、たくさんいました。
当時の私に“無理しなくてもいいんだよ”と言いたい。
“短所が長所として認められる日が来るから、安心して”と伝えたい。
でも、現実には自ら命を落としてしまう子どもたちがいる。
新学期を前に、耐えきれずに……。
そんな人たちに、私は少しでも、寄り添いたい。
そう思い、先輩方にご協力いただいて動画を作りました。
株式会社 笑下村塾 たかまつなな
たんぽぽ 川村エミコさん
小学生時代のあだ名は「粘土」、上履きが見つからないのは当たり前・・・転校しても続く長期に渡るいじめでしたが、小さなことでも自分が夢中になれることを見つけて乗り越えました。だから、「好きなことを見つけてみよう。」

くまだまさしさん
中学生のとき、殴る、蹴る、お金を要求されるなど、壮絶ないじめを受けました。ある日爆発して、母に思いをぶつけたら、それをきっかけに両親や先生など周りの人がいじめ解決のために動いてくれました。「誰かに言おう!!」

ライセンス 藤原一裕さん
「助けられるのは君の親だけ!だから、助けてもらって!」中学生のとき、同学年の生徒に毎日殴る、蹴るといったいじめを受けていました。親に心配かけたくなくて当時は言えなかったけど、親になって言ってほしいと思うようになりました。いじめをテーマにした絵本『ゲロはいちゃったよ』を作りました。

春名風花さん(はるかぜちゃん)
0才から赤ちゃんモデルとしてタレントとなり、早泣き子役として話題になりました。twitterで殺害予告がくるなど「ネットいじめ」にあっています。また、自分のフォロワーが自殺配信をしたことから、いじめについて積極的に発言するようになりました。「君が、生きていけるように」。

たんぽぽ 白鳥久美子さん
小学生のころから長年いじめられてきたというたんぽぽの白鳥久美子さん。「アゴドリル」というあだ名でいじられ、教室で孤立。ビルから飛び降りたいと思ったことも。本の世界に逃げ込んだり、悲劇の少女を妄想してトランペットを1人で吹いたりする中で、「生きやすいところへ逃げる」技を身につけてきたそうです。

うしろシティ 阿諏訪泰義さん
小学生時代は同級生みんなから無視をされ、中学生になると暴力やカツアゲなどのいじめを受けた阿諏訪さん。いじめが頭から離れず眠れなくなり、それを忘れるために一晩中録画したネタ番組を流していた時期も。高校生からは、1人でもできる趣味に没頭し、現在の特技でもある「ソロキャンプ」などにも繋がる、”とことん極める”力を身に付けたそうです。

猫ひろしさん
お笑い芸人やマラソンランナーとして活躍する猫ひろしさん。小学生時代、背が低くて太っていたことから「チビでデブでブー」などと歌に合わせて揶揄われるなどのいじめを受けていました。しかしお笑い芸人になるとそんなコンプレックスを”強み”に変えられることがわかったそうです。

亀田興毅さん
17歳でプロボクサーとしてデビューし、日本人初の三階級制覇王者になるなどパワフルなイメージがある亀田さんですが、意外にも小学生時代にいじめられた経験があります。いじめを克服してからは、「強くなっていじめられてる子を助けなあかん」という父の教えを忘れず練習に励んだそうです。

大林素子さん
身長が高いことから、「デカ林」「ジャイアント素子」などのあだ名を付けられて、いじめにあっていた元バレーボール女子日本代表の大林素子さん。テレビアニメの『アタックNo.1』を観て、最初いじめられていた主人公がオリンピックに向けて挑む姿に魅せられ、バレーボール部に入部しました。一時は、いじめが原因で自殺まで考えたものの、悔しかった想いを練習にぶつけ、結果的に3度もの五輪出場を果たしました。

かが屋 賀屋壮也さん
お笑い芸人、かが屋の賀屋さんは、中学生時代に「汚い」「臭い」などと同級生の女子から陰口や悪口を言われるいじめに苦しんでいました。そんな中で、続きを見ることが楽しみにもなる長編のドラマや漫画が生きる活力に。自分の健康状態を気にしてあげることが大切、というメッセージもくださりました。

三四郎 小宮浩信さん
お笑い芸人、三四郎の小宮さんは、小学生時代にクラス全員に無視され、私立中学校に入学してからも、「机を画鋲だらけにされる」「葬式ごっこをされる」などのいじめをうけていました。しかし、高校生になって「笑い」で返すことで徐々にいじめが終わり、現在の相方で当時の友人でもあった相田さんとの芸人への道が開きました。

マキシマム ザ ホルモン ナヲ さん
マキシマム ザ ホルモンのナヲさん。中学生のころ転校先の学校で、机を隠される、無視されるなどのいじめにあっていました。学校に行くことが”戦い”であったなか、週1日学校を休んでもいい日を自ら作り、好きだったテレビ番組の録画を見たりする時間に充てたことが救いになっていたそうです。

葉一さん
YouTubeの「とある男が授業をしてみた」というチャンネルで小中高生向けの授業動画を配信する葉一さん。中学時代に陰口や悪口を言われるいじめを受け、リストカットをしたり、飛び降りを考えるなどの自殺願望まで抱いていたそうです。高校に入り恩師となる先生と出会い、自分自身も教育の道に進むことを決めました。

松村邦洋さん
小学生のころから運動や勉強が苦手だったことが理由でからかわれてきた松村邦洋さん。高校時代はトイレで殴られるなどの暴力的いじめをうけ、毎日ノートにいじめっ子の名前を書いていました。そんな中、先生のものまねをする特技を校内で発揮。自宅の鏡の前でひたすら練習することに没頭していたことが、後のモノマネ芸人というお仕事に結びついたそうです。

はるな愛さん
子ども時代、生まれもった性と心の性が違うことが原因でいじめを受けていたはるな愛さん。殴られた後、石灰を顔に押し付けられるなどされ、“死にたい”と考えるように。道路に飛び降りようとしたこともあったそうです。そんななか、ショーパブで輝いているニューハーフの方々を見たことをきっかけに放課後にお店に通うようになり、自分に自信が芽生えた、いじめから開放されました。

キンタロー。さん
キンタロー。さんは中学生時代、同じグループの女子に無視されたり、男子からも上履きに画びょうを入れられるなどのいじめにあっていました。友達とのコミュニケーションの取り方がわからなくなり、同級生との会話でさえ敬語しか使えなくなった時期も。毎日泣くことで気持ちを発散させたり、お笑い番組に没頭しながら過ごした後、カナダ留学を機に明るい自分を取り戻し、いじめを乗り越えました。

吉木りささん
シャイな性格や、高い声が原因で中学時代にいじめを受けていた吉木りささん。友人からの悪口で追い詰められクラスで孤立。給食もあまり食べられず痩せてしまった時期もありました。現在はタレントや歌手活動のなかで、自分の高い声が“武器”となることに気づき、コンプレックスを“たからもの”として捉えることができるようになりました。

ゾフィー 上田航平さん
お笑い芸人ゾフィーの上田航平さんは、小学校、高校で明るくひょうきんな性格であることが理由にいじめを受けていました。部活の先輩に服を脱げとい言われ、必死に従いながら相手が飽きるのを待っていたことも。人それぞれのいじめの状況、対処法があるなかで、これだけはみんなに共通して伝えたい力強いメッセージをいただきました。 “死ぬな!”

はるな愛さん、キンタロー。さん、吉木りささん、ゾフィー上田航平さんの4名登場編
川村エミコさん、くまだまさしさん、藤原一裕さん、春名風花さんの4名登場編
まずは、相談してみよう
いじめへの対処法は、人それぞれです。上記のタレントさんと同じ向き合い方が正しいとは限りません。
まずは自分の状況を、だれかに相談してみることが大事。
周りに相談する人がいなければ、下記のような窓口から連絡してみましょう。
生きるのがつらい人の相談窓口。
18歳までの子ども専用の悩み相談窓口。
https://childline.or.jp/index.html
☎︎ 0120-99-7777
24時間子供SOSダイヤル(電話)
子どもや、いじめなど子どもに関する悩みを持つ保護者等が相談できる窓口。24時間365日相談できる
☎︎ 0120-0-78310
10代20代の生きづらさを抱える女の子のための相談窓口。
☎︎ 070-6648-8318
都道府県・政令指定都市別の、いのち支える相談窓口一覧
https://jssc.ncnp.go.jp/soudan.php
その他厚生労働省HPもご覧ください。
企画:笑下村塾
プロデューサー:たかまつなな、相川美菜子
監修:千葉大学教育学部教授 藤川大祐氏
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・本キャンペーンは、個別の相談に応じるものではなく、いじめに関わる経験や想いをシェアし、苦しむ人の励みにしてもらうことです。個別のご相談等にはお答えできかねますので、あらかじめご了承ください。)