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参政党ってどんな政党? 神谷宗幣さんに聞いてみた

  • 執筆者の写真: 笑下村塾
    笑下村塾
  • 7月1日
  • 読了時間: 4分

参政党はどのような理念で活動している政党なのでしょうか。神谷宗幣さんにインタビューしました。(取材日:2023年7月6日)


ーー 参政党とは何を理念にした党なんですか。


日本の国益を守り、世界に大調和を生むということです。日本の政党なので、外国に媚びずに日本人を最優先にしようということと、大調和というのは、日本だけが良ければいいというのではなく、世界の国どうしが争わないように調整に入ったりできる国を目指そうという理念を掲げています。


そのための政策の柱は「教育」「食と健康」「国まもり」です。


「教育」には特に力を入れていて、子どもはもちろん、大人も変えようとしています。投票率が半分を切っているのはおかしい。民主主義が機能していない。だから国民の意識改革を促す。国民の政治参加を高める。わが事として政治に参加してもらって、政治家にもなってもらうというのが一番の政策の柱ですね。


「食と健康」については、日本で今一番お金がかかっているのは医療費で、なぜかというとみんなが不健康になっちゃうからですね。今の日本の医療制度は、患者を増やしてお金を稼ぐ仕組みになっているので、病気になる人を減らせばちゃんと経済が回る仕組みに変えていかないと、青天井の医療費が減らない。だから、食事とか健康意識、予防医学がすごく大事です。


「国まもり」というのは、国防とかマッチョな議論も大事だけれど、その前に経済がどんどんやられていきますよねと。だから、きちっと情報を伝えて、国民が損をしないように経済を回す。もともとよく働く国民ですから、経済が回ると国をまもれるよねと訴えています。

ーー 保守政党として、自民党との違いはどういうところですか?


自民党も、結党当初の理念・綱領を見ると保守政党なんですけど、今の自民党にはそれが残ってないなと思います。あと、アメリカ・CIAのお金をもらって党をつくっているということもあって、やっぱり自民党はアメリカにはNOと言えないんですよ。あくまで「アメリカのいろんな傘の下での保守」という限界が、自民党にはある。


参政党は、アメリカとの関係をきっちり「イコールパートナーシップ」にもっていかない限り、本当の意味で日本をまもり自立させるところにはいかないと訴えています。アメリカの顔色を見ながら国内だけで保守だよと言うのではなく、本当に国際的に日本の独立自尊を強く訴えていくというところで、けっこう差があるんじゃないかなと思っています。

ーー 若者政策について、他党と違う点は?


比較的、うちは若者に厳しい党かなと思ったりするんですよね。例えば、学費無償化とかは無理に進めないほうがいいと。もちろん奨学金などは充実したほうがいいと思うのですが、誰でも彼でもタダだというと、かえって学ぶことの喜びやありがたみが分からなくなってしまう。


昔に比べたら今の日本は、もうずいぶん豊かなわけですよ。もちろん貧困があるのは分かっています。けれども、2000年の長い歴史の中で、今ほど社会のインフラがしっかりして、公共サービスがある時代はなかなかない。


単に、若者がかわいそうだ、みたいなかたちでやってしまうと、かえって若者が依存するようになってしまって、自分たちの手で頑張ってつかみ取るハングリーさがなくなってしまうんじゃないかと。


「頑張れ。大変だから応援するぞ」だけじゃなくて、壁を与えて「乗り越えてこい、その中で自分でつかみ取れ」と。子どもに魚を与えるんじゃなくて、魚の取り方を教える、それが大人の責任。かわいそうだから与えてあげようとしちゃうと、若い人たちが何もできなくなって、もらうことを当たり前だと思ってしまう。それは良くないんじゃないのという理念です。


街頭で若者から質問が来て、そういう厳しいことを言うと「え?」という感じにはなりますね。でも、それは別に期待してないとか、若者を虐げようとか、そういうことじゃない。強くなってほしいということを、若者へのメッセージとして送っています。


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