高崎商科大学附属高等学校2年の齋藤深咲さんが群馬県で行ったプレゼンの様子をお届けします。齋藤さんは、高校生が外国人対象のボランティアに参加できる体制づくりをテーマに活動しています。ぜひご覧ください。
こんにちは、高崎商科大学附属高等学校2年の齋藤深咲です。私は「高校生が外国人対象のボランティアに参加できる体制を整える」というテーマで活動しています。小学生の頃、ブラジルから来た転校生の男の子がいて、彼が群馬県の大田市に引っ越すことになったんですが、その理由が、幼稚園の先生が彼の兄弟に対してブラジルの文化を否定し、日本の文化を押し付けたことだったと聞きました。それを知って、日本や群馬県に対して嫌な印象を持ってしまったのではないかと心配になりました。
その経験から、異文化理解が重要だと強く感じ、今回の提言に繋がっています。今、日本には多くの外国人が引っ越してきており、これからもその数は増えていくと予想されています。そんな社会を生きていく私たち高校生が、早くから異文化に触れ、経験を積むことが大切だと思います。また、その経験を通じて、社会貢献への意識も広がっていくと考えています。例えば、日本語教室では、高校生が教師と生徒の橋渡し的な役割を担えるのではないかと思っています。
右のグラフをご覧ください。約7割の生徒が「外国人対象のボランティアに参加したい」と回答していますが、高校生向けのボランティア募集情報が十分に届いておらず、それが参加の妨げとなっている現状があります。
私は、高校生が外国人と関わることで成長し、その経験を将来に活かして、社会貢献できる社会を作りたいと考えています。そのために、「高校生のボランティア募集広報の強化」を提言します。
具体的には二つの方法を考えています。まず、受験などの事情を考慮し、高校1年生からのボランティア参加が望ましいですが、中学生や小学生の段階からボランティアの認知度を高め、徐々に参加していくのが理想的だと思います。そこで、小中高の学校に電子リーフレットを配布し、市町村やNPO法人が募集しているボランティア情報を掲載することが効果的です。また、SNS、特にInstagramを使ってNPO法人の活動を紹介し、情報を広めることも有効です。
さらに、群馬県が高校生のボランティア参加にふさわしいNPO法人を推薦する「学生ボランティア推奨認定」制度を設けることで、高校生の不安を軽減し、自主的なボランティア参加を促進できると考えています。これにより、高校生の将来の選択肢が広がり、群馬県からグローバルな人材が育つことを目指します。そして、この取り組みは、外国人が群馬県で暮らしやすくなることにも繋がると思います。
最終的には、群馬県の魅力を高め、日本だけでなく世界に向けてもその魅力を発信していきましょう。以上です。ご清聴ありがとうございました。
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