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  • 執筆者の写真笑下村塾

朝まで生テレビ~激論!バイデンVSトランプ~に出演!アメリカ大統領選を徹底討論しました。


 スタッフの田中です。4月26日(金)深夜1:30放送の朝まで生テレビに出演しました。分断するアメリカで今何が起きているのか? 緊迫化する国際情勢を日本がどう渡っていくか、民主主義を守るために今何が必要なのか熱い議論を交わしてきました。たかまつがどんなことをお話したのがこちらの記事でお届けします。アメリカ大統領選挙の「今」を知ることもできると思いますので、ぜひご一読ください!



バイデン氏、トランプ氏が当選した時何が起きるのか

 議論はバイデン氏とトランプ氏どっちが勝つと思うか?日本にどう影響するかというところから始まりました。


「トランプ氏が当選だと日本への負担がかなり大きくなるんじゃないでしょうか。アメリカに甘えてばかりだとトランプ氏は考え、もっと大きな負担をといい始めることが予測されます。もっと思いやり予算を増やせと言われたり、防衛費もGDP2%以上要求されたり、自衛隊に今まで以上の役割を求めたりするかもしれない。日本にとってリスクが大きすぎます」


「トランプ氏は北朝鮮の金正恩とトランプは3回会談してるし、アメリカと北朝鮮と距離が縮まり過ぎる可能性もあります。拉致問題、ミサイル問題で日本が不利になる可能性もあるのではないでしょうか」


なぜアメリカは分断したのか?

「トランプ氏が台頭したのは、労働者の人たちが労働組合などが自分たちに向いてくれず、いつまでも民主党を支持しても自分たちの生活が変わらないという不満からでした。だから、移民や外国に厳しいトランプは自分たちの生活を変えてくれるのではないかという希望を持ちました。

 このような労働者の政党が失望されるのは日本でも起きているのではないでしょうか。だからこそ、日本もアメリカのような分断をまねかないようにしないといけません。お金持ちのリベラルな人たちが、「自分たちが格差を解消できなかった」、「分断を招い」たという反省がないといけないし、ましてや自分の生活だけがよくなればいいと思えば、海外にいく人が増えるだけではないでしょうか。

 だからこそ、このような格差をどう解消するか、分断をなくすためにどうすればいいか、セーフティネットとは何か人権とは何かという共通理解を広げる必要があるからこそ、その共通言語が大事です」



日本では政権交代が起きないのか?

 田原さんのなぜ政権交代が日本で起きないのかという議題に、「野党がまとまらないからいけません。政権交代して欲しいって思っている人はたくさんいます。政治とカネの問題にうんざりしていても野党がバラバラ過ぎてどこにいれた良いのか分かりません。野党同士が批判しあっていて、入れる先が無いんです」と答えました。


若者はバイデン氏になぜ怒っているのか?

今、アメリカでは大学が封鎖されてしまうほどの大きな混乱、若者の怒りが広がっています。その背景を紹介しました。

 「今学校で、大変なことが起きていて、アメリカの大学で、イスラエルによるパレスチナへの攻撃に抗議する行動が広がっていて、キャンパス内にテントを貼ってデモをしていて、コロンビア大では100人を超える逮捕者が出て、主要道路の封鎖、オンライン授業への移行が起きています」


 「アメリカの若者たちは、ここ数年、ブラック・ライブズ・マター(BLM)、LGBTQなどマイノリティーに共感する意識が若者の間で広がっています。だからこそ、パレスチナの人にも深く共感しているんです。

 なぜなら、アメリカの黒人たちの権利運動とパレスチナ人は、ルーツは違っても同じ「抑圧」「抵抗」の歴史を持つ者が国を超えてつながるという意味で、米国で自分たちが直面している問題が、パレスチナ人と共通しているという考えも広がってます」


日米同盟一本から多国間の時代へ

 「どちらが大統領になってももはや対米依存させてもらえません。トランプはアメリカが負担がおおきすぎるから、同盟国に負担をおしつける方針だし、ベトナム戦争や対テロ戦争など民主党側も、アメリカ的正義を押し付けるのが良くないのではないかという迷いが広まっています。」


 「だから、アメリカ以外とも集団的安全保障を考えざるをえません。QUDAなどの多国間調整を進めて行かざるをえない。対中関係でキーポジションにあるフィリピンなどと積極的に交流していく必要があります。」


世界のゴールとしてのSDGs


「環境、経済、社会をバランスよく成長させて行こうと言うのがSDGsの考え方。持続可能に社会を作っていくというのが一番のテーマ。今までは途上国と先進国は互いの責任を指摘して議論ができませんでしたが、SDGsを共通のゴールとして議論ができるようになりました。」

日本は何をすべきなのかという田原さんの質問に対しては「エシカル消費ができること。環境や人権に配慮した商品を作ることも平和のためにできることです」と話しました。



今こそ日本の出番!

「アメリカでは、イスラエルの利益を反映させるように働きかけるユダヤ系のロビー団体が強いです。なので、アメリカの要職者は、イスラエル支持をしないと政治的にも大きなダメージをうけてしまうから、なかなか停戦を言えません。だから日本の出番なんです」

「イスラム諸国ともイスラエルとも、双方と関係のいい日本が停戦に向けてがんばるべきです。日本は西側の中でもイスラーム世界にもイランにも友好的にみられてる稀有な立ち位置。アメリカやヨーロッパ諸国と距離をとって世界の平和のためにうごく。例えば東京合意のようなことだってできるのではないでしょうか」


アメリカ大統領選を通してウクライナ戦争、ガザ紛争、SDGsなどなど世界の問題を違う視点から考えるきっかけにななる討論となりました。


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