「英語検定の補助から広がる未来」 安川 和祈(やすかわ かずき)さんの提言をご紹介します。
- 笑下村塾
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福岡県立玄界高等学校1年の安川和祈さんが古賀市で行ったプレゼンの様子をお届けします。安川さんは、英語検定の値上げが続いている現状を踏まえて、英語検定の補助について提言を行いました。ぜひご覧ください。
英語検定の受験費用はかなり高額...
英語検定費用がとても高額だという事を知っていますか。なんと、英検2級の受験費用は1回あたり9,100円です。年々、値上げが続いていて、「費用が高い為に親に相談しにくい」とか「受けたくても受けられない」という人がいると思います。

次に、私の経験談をお話しします。
私はもともと別の県で中学校生活を送り、高校に進学するタイミングで古賀市に引っ越してきました。以前住んでいた市では、英検を受験すると市から検定代の補助が出ていました。私はその制度を利用して、中学2年生の時に3級、中学3年生の時に4級を取得しました。しかし、古賀市に引っ越してきた今、検定代などの理由で準2級を受けるかどうかは検討中です。
ただ、大学受験の際に英語検定の2級以上を取得していれば、英語の受験は免除になるというメリットがあるので、出来ることなら積極的に受験したいと考えています。
私だけの問題ではありません
検定代の高騰は私だけの問題ではありません。同じ学校の友達など84人の高校生にアンケートを取ったところ、約20%の高校生が「受験料が高く親に相談できない」として、受験していないことがわかりました。
私は経済的な格差が、英語力の格差を引き起こすと思います。というのも、英語検定を受験することにより、自分の英語力が客観的に分かったり、級が上がっていく喜びなどがモチベーションや自信に繋がって英語力が高まったりします。経済的に受験が厳しい学生は、このようなメリットを受けられず、結果的に経済的な格差が英語力の格差を引き起こすのではないでしょうか。
それだけではありません。経済的な格差が、進路選択の格差につながると思います。(受験する大学によって異なりますが)英検2級以上を取得すると、大学入試で有利になり進路選択の幅が広がります。経済的な理由で受験を断念せざるをえない生徒は、こうしたメリットを受けられません。

提言したいこと
これらのことから私は次の2つを提言します。1つ目は、英語検定の補助制度を作ってほしい、というものです。
古賀市内の18歳以下の若者が英語検定を受験する際に、市が補助を出して、経済的な負担を軽減して欲しいです。ただ、市の財源には限度があると思うので、合格者だけに全額補助をするなど、いくつかパターンを考えています。

2つ目は、市内の学校施設で英語検定を受験できるようにしてほしいです。
高校生84人にアンケートをとったところ、英語検定を受けない理由として、「受験会場に行くのが大変だから」「時間や予定が合わず受験できないから」という理由がありました。そこで、提言1で補助を受けた学生たちが気軽に受けられるように、市内の中学校、高校を受験会場とするように市から働きかけをしてほしいです。
私は英語検定の補助を通じて、若者の未来が広がる社会を作りたいと思います。
以上で私の提言を終わります。ありがとうございました。
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