こんにちは、スタッフの齋藤です。先日、記事でご紹介したように群馬県高校生リバースメンターオンラインプログラムでは、高校生が自ら社会を変える力を身につけることを目的とした、特別ゲストを招いたワークショップが開催されました。また、そのワークショップ内にて特別ゲストの皆さんより、リバースメンターとして活動する高校生たちの質問に答えていただきました。今回の記事では、ワークショップを通じて、高校生たちがどうエンパワーされ、どんな問いを持ったのかいくつかご紹介します。
~一人目のゲスト:石原花梨(かりん)さん~
一人目のゲスト、石原花梨さんは「中高生食堂」を通じて、孤食問題に取り組んできた経験を共有。
Q.高校生が自分からアクションするコツはあるか?
高校生「リバースメンターとして知事への提言会を終え、今、何から動くべきか迷っている。高校生が自分から動くコツが知りたい。」
石原さん「私の場合は、一緒に活動する人や大人と細かいタスクを相談して、決めて動いていた。」「活動の中のタスクを自分だけのものにせず、こうして一緒に決めることで相互に見守り、進める責任を持たせていた」
石原花梨さん
高校2年生の時、尼崎市のユースカウンシル事業「Upto You!」に参加したことをきっかけに「孤食」という社会問題に気付く。中高生が一緒に食事を作り、食べる場を提供する活動を開始。現在、奇数月に1回、小田南生涯学習プラザで中高生食堂を開催し、参加者が料理を通じて自宅でも楽しい食事の時間を持てるようなサポートを続けている。大学2年生。
~二人目のゲスト:金澤伶さん~
二人目のゲスト、金澤伶さんは東京大学の学費値上げ反対緊急アクション、難民支援活動について語った。
Q.自分がテーマとする生理について、経験することがない男性に理解してもらうにはどうしたら良いか?
高校生「日本の人々に対して、災害等で自分が難民になる可能性を考えさせることによって、難民問題への当事者意識を持たせていることがとても参考になった。自分がテーマとしている生理の問題について、男性に理解してもらうにはどうしたら良いか?」
金澤さん「生理の貧困は単純な問題でなく、様々な階層があって問題になっていると思う。問題に対する解像度を高め、発信の仕方に工夫が必要。問題の複雑さによっては、どこを発信するかによってある層からは共感を得られなくなってしまうかもしれない。問題を細分化し、どこで誰に影響がある問題なのかを理解した上で、発信の戦略を練るといい。」
金澤伶さん
「グローバル難民フォーラム」に参加した難民当事者と運営する「EmPATHy」共同代表。難民当事者によるコンサルテーションを実施。ユースなんみんプラットフォームにて、これまでアイデアコンペ、フェス、国際イベント等の主催を通して難民とともに創る日本社会を考える。学費値上げ反対緊急アクションメンバー。現在、東京大学教養学部国際関係論コース4年。
改めて、ゲストのみなさんご参加頂きありがとうございました!引き続き、高校生と一緒に頑張って参ります。
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