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  • 執筆者の写真笑下村塾

外出前に3時間の確認行為…「強迫性障害」について遠野なぎこさんにお話を伺いました


こんにちは。スタッフのヤマモトです。

今回は俳優の遠野なぎこさんに、強迫性障害の症状や、当事者にしかわからない辛さをお話していただいた動画を紹介します。


【強迫性障害】コンセントから火が出る絵が浮かぶ…強迫性障害の症状についてお伺いしました【遠野なぎこ】


 20代から強迫性障害の症状と共に生きてきた遠野さん。強迫性障害には様々な症状がありますが、遠野さんが抱える「確認行為」について話してくださいました。

■強迫性障害とは?

自分の意思に反してある考えが浮かんで頭から離れず(強迫観念)、その強迫観念から生まれた不安を振り払おうと何度も同じ行動を繰り返してしまうこと(強迫行為)が強迫性障害の症状です。例えば、手が不潔に思えて過剰に手を洗ってしまうことや、戸締りを何度も確認せずにはいられないといったことがあります。遠野さんが抱えている確認行為もその一つに当たるとされています。


■IHから火が出るのでは…何度も触って確認する日々

 遠野さんは、火に関する確認行為が最も多く、コンセントから火が出る絵が浮かんだり、IHから火が出るのでは、と思い、何度も気になる箇所を触ったり、何枚も写真を撮って確認をしてしまうそうです。


■泣きながら3時間にも及ぶ確認行為…強迫性障害の辛さ

 現在も治ったわけではないという遠野さん。今も携帯には今朝出かけるときに撮ったIHの写真がたくさん入ってるそうです。

 ひどい時には、泣きながら3時間確認行為をしたり、何百枚もの写真を撮ったことも。

 「(確認行為が)嫌で、辛くて辛くて。大丈夫大丈夫…と呪文のように唱えるけど、やっぱりもう一回だけ、と1人でずっと喋りながら確認してしまう」と、当時の苦しさを振り返ります。夏場は特に辛く、汗だくになりながら確認行為をしたこともあったそう。


■自分に嫌悪感を抱くことも…

 強迫性障害の辛いところは「無意味な行為をしている自分ですね」と話す遠野さん。

「なんて無意味な行為だと思う。でも、これ(確認行為)をしないと、家を出られない」と言い、そんな自分に嫌悪感を抱くこともあるなど、強迫性障害の症状だけではない精神的な辛さを語ります。

 現在は、薬の服薬や友人の理解などもあり、10,20分程の確認行為で家を出られるそうです。



■遠野さんからメッセージ

 自身の強迫性障害の症状をからかわれた経験から、「確認しているところをじっと見ないでほしい。確認している最中は殺してくれと思うくらいきつい。それをからかわれるってどういう気持ちになるのかわかってほしいと思う」と投げかけました。

 また、自身と同じように強迫性障害に苦しむ方へ「あなたの苦しみは私もよくわかる。絶望しないでほしいし、何よりクリニックなどを受診して(医師の)先生とよく話し合ってほしい」とメッセージを送られました。

 笑下村塾は、社会問題を自分ごと化し、行動を起こせるような人を育む主催者教育の会社です。行動を起こすためには知ることが第一歩です。遠野さんの動画で、様々な痛みや辛さを抱える人がいることを知り、周りの人に目を向け、一緒に考えていくきっかけになればと思います。



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